2019/05/21 11:39
Kikiのサイトやボックスのイラストを描いてくださったイラストレーターの南夏希さん。
「目で見るハッピー」をイラストのテーマにしている南さんがどんな週末を過ごしているのか、編集部の中野がインタビューしました。
会社員時代の週末は、旬のフルーツ狩りで季節を楽しむ
中野:今日はよろしくお願いします!
南さんは現在のイラストレーターになるまで、会社員として働かれていたんですよね。
やっぱり今の週末の過ごし方とは違ったでしょうか。
南:よろしくお願いします!
会社員時代の週末は仕事があるときもありましたが、そうでない日は丸一日友達とフルに遊んでいました。
中野:旅行会社に勤務されていたそうで、遊びスポットには相当お詳しいのでは?
南:そうですね、レジャースポットはかなり知っていたので、友達と手作り体験やフルーツ狩りによく行きました。
中野:フルーツ狩り、気になります。
南:地元の奈良は車で出かけることが多く、しいたけやみかん、イチゴ、夏はとうもろこし狩りもしましたね。
季節によりもちろん旬があるので、そのときどきで狩るフルーツは違うのですが……私、季節のイベントが大好きで。
中野:素敵ですね。
たしかに春ならお花見など、週末に季節を楽しむ人は多いかもしれませんね。
南:日常の中で感じる季節、よりも季節のイベントを目的としてお出かけをしたいと思っているんです。
昔から地元には桜祭りやあじさい寺、奈良公園の紅葉、イルミネーションと季節を楽しむものがたくさんありました。
一歩になったのは、思い切った休暇だった
中野:そんな社会人生活を送る中で、何かきっかけがあってイラストレーターになろうと思ったのでしょうか?
南:あるとき「30歳までの残り5年間、ここで自分の時間を過ごしちゃいけない気がする」って思ったんです。
そこでとりあえず新しいことを始めようと、二週間に一回、週末に絵本教室に通おうと決めました。
当時奈良に住んでいて仕事は大阪、絵本教室は京都だったので、隔週なら続けられるかもと思いました。
中野:隣の県とはいえ、かなりの移動距離ですね!
南:そうですね、正直すごく大変でしたね。
移動もそうですが、絵本は絵を描くだけでなく話の構成〜製本までも入るので……。
結局絵本は2冊作りましたが教室も辞めてしまい、自分は絵本には向いてない、ということを悟りました。
中野:絵本教室は転職の直接のきっかけにはならなかったんですね。
南:そうなんです。
でも会社を辞めるかどうしようか、このままだと良くない……と考えたときに、会社員の私のままだと自分向き合えない、と強く感じたんですね。
なので久米島に一人で行って、三日間海の砂浜に座って絵を描きました。
中野:それはかなり行動を起こしましたね!
南:そういえば就活で苦しかったときも、見晴らしのいい丘までドライブして、車を停めて絵を描いていました。
何がしたいんだろう、と自分と向き合いたいときは遠くに行って、好きなこと(=絵を描くこと)に没頭するっていい手段なのかもしれません。
中野:いろいろなものからシャットアウトされると、クリアに自分に向き合えそうですね。
人混みの街に出ないことが、今の週末マイルール
中野:では最近の週末はいかがでしょうか。
南:フリーランスといえども土日はクライアントさんも休みなので、週末は私も仕事をせずお出かけすることが多いですね。
中野:どこに行くことが多いのでしょうか?
南:東京に出てきてもう2年になるのですが、この2年間で東京観光をしていた気分で。
いろいろなところに行きましたが、やっぱり季節を楽しむ予定が多いです。
春なら桜、その後はつつじ……とかですね。
中野:そろそろ暖かくなってきたのでピクニックもいいですね。
でも人気の季節スポットだと混雑していませんか……?
南:そうですね、混雑は好きではないのでピークは避けるようにしています。
ちなみに、週末は人が多い渋谷とか新宿などの都心には出ないこともマイルールです。
中野:東京はどこに行っても混んでますよね、土日は。
南:東京に出て着て人の多さにはびっくりしました!
疲れてしまっては本末転倒なので、できるだけ週末は気分転換になるようなことをしています。
仕事からちょっと違うこと、を意識して楽しんでいます。
週末は以前も今も季節(自然)と触れ合うことが多いとのことですが、そこで目にした美しい景色が南さんのハッピーな作品に現れているのかもしれませんね。
南さん、ありがとうございました!
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